社寺建築荘厳部(社寺建築愛好会)

建築会社の荘厳部では社寺の設計、造営から出版企画などを進めてまいりました。
いまは建築会社だった荘厳部から一般向けの愛好会に縮小して日本の社寺建築の研究をすすめています。
より多くの拝観者に日本各地の神社、寺院に興味をもっていただき面白さを知っていただくためのものです。
特に感じたのは戦勝記念碑が多く散見されます。神道が再び戦争に悪用されないよう守っていきたいです。
このページでは社寺のありかたや拝観のポイントを解説していきます。


社寺のありかた

社寺は客観的な視点から心を癒やす建造物でなければならないと思っております。
また参拝することで邪気が少なくなり心身が清められます。
また境内に森林(社叢)はマイナスイオン効果でリラックスできます。
社寺関係者は汚れがないよう毎日のように維持管理をしております。
最近では神前結婚式や芸術アート作品の納入や音楽イベントなど企業団体のイベントも増えています。
文化交流の場として今もなお、朽ち果てることなく生き続けております。


拝観のポイント

社寺の拝観のポイントはまず門の方向や境内の案内図を見たりするといろいろなことがわかってきます。
建造物は柱や梁は角を隠して殺気を払うために細工や彫刻がされています。ここでは本堂を3D画像で説明していきます。

これは寺院の入母屋造り(いりもやづくり)の本堂側面を3Dモデルに各部の名称の説明をしています。
瓦棒は板をかまぼこ状に加工しその上に屋根を葺きます。
垂木は飛檐垂木(ひえんだるき)や扇垂木など種類があります。
瓦の下に野地板(のじいた)があり、その下に地垂木があります。地垂木は棟木につながっています。

一般的には地垂木(じだるき)の上に木負(きおい)があり、飛檐垂木の上に茅負(かやおい)になります。
この2つを施工すると下屋に荷重がかかるので母屋(もや)から桔木(はねぎ)を通し、てこの原理で下がらないようにしています。


参りかた

鳥居がある場所は参道の左側、順路通りに参ります。手水舎で両手を洗い清めます。
賽銭箱にお金を入れてください。銭を洗うどころかお金を入れると池が汚れますので入れないでください。
神社の場合は省略して手を叩いて手を合わせるだけでも結構です。
仏壇や寺院の場合はお鈴を打つのは読経を読み上げる時です。ご焼香が済んだら手を合わせます。


祭りなど


日本には祭礼があり神様を祭りによって感謝するものです。
例大祭や縁日、夏の神輿や秋の奉納相撲(くんち)などがあります。
祭りはイベントを行い邪気を払い、みなさんが明日から新たに頑張るためのものです。
心と空気を入れ替えることは大切ですね。


社寺あれこれ

最近はある神社に行ってみたところ、「伊勢神宮を参拝しましょう」とか神社本庁のポスターが境内にあります。
その社寺のマナーとかそういう神社の協会みたいかなと思いますが主張が行きすぎるのではないかと思います。
確かに日本国民は「日本国民の総氏神として伊勢神宮へ参拝し天照大御神(天皇の先祖)を敬いなさい」という意味なのですが、伊勢神宮へ行かなくても分祀されている神明神社に行けば事は済みます。
神社本庁は伊勢神宮教のような部分や政治的な部分があるので神明系ならまだいいのですが、ある程度の格が高い神社には「ウチは八幡なのになぜ神明を応援するのか?」とあまりよくないと私は思います。


社寺関連書籍リンクなど

伊勢神宮崇敬会:https://www.jingukaikan.jp/kaiin/
神社本庁:https://www.jinjahoncho.or.jp/
高野山真言宗総本山金剛峯寺:https://www.koyasan.or.jp/
天台宗総本山比叡山延暦寺:https://www.hieizan.or.jp/

日本出版販売:https://www.nippan.co.jp/
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最後に

荘厳部は宗派問わず日本の神社仏閣について勉強しております。
出版業界に入り社寺の出版活動して多くの企業と協賛を得ることができました。
書店に売れている本を調査したときに父や兄弟と家事を一生涯続けていく決意になりました。
日本全国の神社仏閣などの本を作りたいと無理な提案でしたが
編纂などにご苦労があった思います。全国書店に並んだときに感激しました。本当に感謝いたします。